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E-クラフトにて新しく施行を行った様子や、リフォームに関する豆知識などを掲載してまいります。
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排水配管の交換が必要になるサイン

お客様の「一番近い存在」として、ユニットバス交換やトイレリフォーム、
キッチンリフォームなどを行っております!東京江戸川区の株式会社E-クラフトです。

キッチンやトイレ、お風呂のリフォームと言えば、システムキッチンはどんなデザインに
するか、トイレの機能や、浴槽の色は何にするか…など、目に見える部分へのワクワクが
つきものですよね。

もちろん、リフォームは何度も行うものではないので、ワクワク感もひとしおです。

本日は、そんなリフォームの外側を支えている、見えない部分の重要な存在
「排水配管」についてお話ししたいと思います。

排水配管とは、家やビル内で水回りから出る汚水や排水を、外部の下水道などに流すために設置された、配管システム全体を指します。

具体的にはキッチン、トイレ、洗面所、浴室などからの排水を、家の外に導く一連の
管のことです。

配管は、家の中で複数の部屋や階をつなぐ形で配置されることが多く、最終的には外の
下水管や浄化槽に接続されています。

排水配管の「排水管」は、一番なじみある言葉だと思います。

その他にも、以下のようなものがあります。

  • ✅ 排水トラップ(水を一定量残して臭いや害虫の侵入を防ぐ)
  • ✅ 排水マス(複数の排水管を集めるためのマス)
  • ✅ 排水立管(家全体の排水管を縦に通す管)

これらの素材は1980年代以降、軽くて耐久性も高くコストも安価で、さらに施工が
簡単というプラスチックが主流です。

使用環境やメンテナンスの状態によってまちまちですが、30年から50年程度の寿命が
見込まれています。

寿命はとても長いですが、以下のような兆候があった場合は、早期に交換を検討する
必要があります。

@ 水の流れが遅くなる

排水口からの水の流れが遅くなったり、完全に流れなくなることがあります。
配管内部に汚れや脂肪分・異物が蓄積していることが原因です。

最初は掃除や高圧洗浄で解消できることもありますが、詰まりが繰り返し発生する場合は配管内部が、劣化している可能性があります。

A 異臭が発生する

排水管の詰まりや汚れが原因となって、排水口から嫌な臭いが上がってくることがあります。
特にキッチンやバスルーム、洗面所などでは、臭いが強く感じられることがあります。

古い配管や劣化した排水管が原因で、臭いが漏れている場合もあります。
これが長期間続くようであれば、交換の時期です。

B 漏水や湿気が見られる

天井や壁に湿気やシミが現れたり、床が濡れている場合は、配管から水が漏れている
可能性があります。

排水配管からの漏水は単に水が漏れるだけでなく、建物の構造にさまざまな悪影響を
及ぼします。

漏水を放置してしまうと、下記のように被害が大きくなってしまいます。

  • ✅ 建物の柱や床、壁の下地の木材の腐食や劣化、鉄筋コンクリートの劣化
  • ✅ カビや結露の発生
  • ✅ 壁紙の剥がれやシミ、床材の変色・膨張などが発生し、内装の美観悪化
  • ✅ 配管周辺の腐食拡大

C 地震や外的衝撃で配管が破損する

地震や建物の揺れで、配管が損傷することがあります。
特に古い家では揺れや振動で配管がひび割れたり、接続部が緩んだりして水漏れの
原因になってしまいます。

D 家全体のリフォーム時

キッチンやお風呂などのリフォームでは、設備の配置や仕様が変わることも多いため
新しい設備に合わせて、配管も一緒に直しておくと、後々のトラブル防止や性能向上に
つながります。

またリフォーム時は、床や天井を剥がす作業もあるため、配管の状態を直接確認でき
傷んでいる部分の交換や、修理がしやすくなります。

配管交換だけを単独で行う場合は、壁や床をわざわざ開ける工事が必要となり
手間もコストも増してしまいます。

排水配管は見えない部分にあるため、劣化の兆候に気づきにくいことが多いですが
必ずSOSを出しています。

ぜひ早期に気づき、大きなトラブルや修理費用を避けたいものです。
何かご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください!